カーシェアリングの普及率
交通エコロジー・モビリティ財団資料によると、
2010年の時点で日本におけるカーシェアリングの普及率は、たったの0.02%。
あの車社会といわれているアメリカでさえ、0.1%となっています(2008年現在)。
カーシェアリングで使用されている車体数はアメリカで約5800台、
対する日本は約2400台。人口比率からすれば、適当な台数差ではありますが、
1台あたりの利用会員数が全然違います。
アメリカでは1台あたり約48人の会員、
日本では1台当たり約11人という計算となっております。
稼働率という観点では、アメリカの方が群を抜いていることがわかります。
これは、日本でのカーシェアリングの認知度が低いことや、
適材適所にステーションが配置されていないことなどの原因が考えられます。
アースカーの本部では、日本の都市部には以下のことが当てはまると考え、
今後の展開をしていく予定のようです。
・人口密度が高い
・鉄道等の交通機関が発達している
・平均的な走行距離が短い
・環境意識が高い
これらの要素はカーシェアリングの急成長が見込める共通点のようです。
これにはアメリカを含めた他国の実績から判断された統計的な裏づけがあるみたいです。
月々の支払いがわずかで利用できる車が、あなたの生活圏と隣接していれば、
とてもラッキーですね。さらに、いくつかの種類が選べればなお良いですね。
ちなみに、私がボストンに住んでいたときには、
自宅の周りに数台のzipcarが住んでいました。
(zipcarではそれぞれの車に名前が付いていて、liveという表現を使います)
遊びに行くときはスポーツカー、引越しのときはトラック、
などなど、利用時に応じて使わせてもらいました。
これは考えようによっては、単に1つの車を持っていることよりも恵まれた環境だと思いました。
当然、カーシェアリングの車を自分流にはカスタマイズすることはできませんが、
色々な車に乗ることができるというのは楽しいもの、便利なものでした。
個人的には、こういう状況に日本でも早くなってほしいなと思っています。
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